医局の上手な辞め方/医師転職エージェントの活用法B

 

面談後の条件交渉は可能か

B:ドクターの選考の場合は、事前に先生のご希望条件を弊社の方でお聞きして、それをもとに先生方を病院の方にご紹介しているので、実は【条件交渉っていうのは、面談で始まるわけではなくて、その前段階から始まってる】と思うんですよね。先生のご希望条件を提示したうえで、こういう先生ですというふうにご紹介しているので、面談の場っていうのは病院側からしてみるとその条件でその先生を取りたいかどうかっていうところの意味合いもあると思うんですよね。なので、条件交渉は面談後だけでないっていうのがひとつあるかなと思います。逆にその面談後に条件交渉するっていうことになってくると、もうすでにやっぱりそれで受けられるかどうなのかって話をしているところなので、やっぱり【後出しでそういう条件をいろいろ出したりっていうことは、先生にとってあんまりメリットがない(交渉する場合、面談より前がベター)】かなと思ってます。やっぱり病院側ももともと聞いていた条件と違う条件がどんどん出てくると、心配になってしまうし、逆に先生側に求められるものもどんどんハードルが上がってしまうので、そこはタイミングはいろいろちょっとご相談いただきたいなっていうところかなと思います。とはいっても、いろんな病院さん受けていて、A病院とB病院、A病院の方が先生としては行きたいけど、B病院の方がいい条件を出してきた、っていう時にはA病院の条件がもうちょっと良ければもうA病院で決めるのにっていうこともきっとあると思うんですよね。そういう時は我々の交渉力だと思いますので、先生の方からご依頼いただいて、先生が一番いいようにお話をすすめたいなと思ってますね(複数の病院と面談している時こそ、条件交渉に紹介会社を使うべき)。

 

A:【(とは言え)条件交渉は可能かって言われるとやっぱ可能】なんでしょうね。もちろんそうじゃない病院もあるんでしょうけど、民間病院さんでいうとわりと条件交渉っていうのは可能なところが多いのかなとは思うんですけど、さっきBさん言われてたように、事前に交渉する場合として、面談臨んでもらってていうの結構多いのいかなと思ってて、その事前の交渉がわりと高いところでほんとにもう伝えてたら、面談終えてからもさらにもっと望むっていうのはやっぱり印象は悪くなるかなとは思うんですよね【(面談前の交渉内容次第で、後出しの交渉可否が決定していく)】。だから、先生がたとも面談に行く前にそこもしっかりどこを望んでいくのかっていうのはすり合わせたうえで、面談には臨みたいなと。

 

(0:02:57)

 

A:【希望の条件はやっぱり一番最初の面会の時点でやっぱりはっきりしておくべき】かなって、すごく大事かなっていうのも思うんですよね。なので先生が給与にこだわるんであれば、この給与じゃないといけないっていうのもしっかり教えてもらわないといけないし、福利厚生がすごく気になるんであれば、たとえば住宅手当だったり、引っ越し代だったりっていう細かい部分とかも、始めの時点でやっぱり教えてもらいたいっていうのが当然あって、後になって出してくるとなにがデメリットかっていうと、他の先生も当然応募してくる可能性もあるわけで、後になって条件を、前の事例だと、その先生は入職になったんですけども、後出しで四つも五つも福利厚生の面で条件をぽんぽん出してきて、かなり入職時期がけっこうずれ込んだみたいなケースがあったので、やっぱり先生にとってもデメリットにもなるし、医療機関もそれが煩雑になるし、心象もやっぱ悪くなるしっていうので、面会時にどれだけ、(転職)エージェント側の問題もあるけれども、先生も思ったことをはっきり言ってもらうってことが大事かなって。あくまでも【面談後の調整っていうのは微調整っていう部分になる】かなと思うので、あらかじめ面談前に調整しておくという形かなと思いますよね。ただ面談の席でやっぱりこの先生にはもっと(給与を)上げてでもきたいとかっていうのがあるから、先生の希望額が面談を経てっていうのはけっこうね、あったりしますけど、それは実際に実現する場合もあるので、面談でやっぱり人となりを見てもらうってのは大事かなと。

 

C:ただ単に、そうそう思い出した。ただ単に年俸引き上げるってことはやっぱりしたくなくて、【働き方と求められる年俸とのバランス】っていうのもすごく大事だと思うんですね。あとそこの病院で働かれてる先生方、同年代なのか、経営者はどれくらいとかで、わかるんだったらやっぱりあなたがこれから勤める病院での求める年俸がどういうものなのかっていうのを理解してもらった上で、それでも必要な金額があるのであれば、なぜその金額が必要なのかっていうのも理由も明確にしてもらったうえで、交渉すると相手、医療機関への伝わり方もちょっと違ってくるのかなと思いますよ(【希望年棒が必要となる理由を説明すると医療機関の対応が違ってくる】)。だからほんとにただ無暗に年俸を引き上げる、条件を引き上げるっていうのはやっぱり働いてからのリスクも、それだけ高いもの望めば、それだけのやっぱり業務や、責任ものしかかってくると思うんでね、そことのバランスっていうのもぜひ、見極めたうえで、じゃあここでいきましょうって形で話はしたいなと。

 

(0:06:00)

.医局の上手な辞め方は存在するか

A:その退職の話するのって、たぶん自分の身におくとすごくこう、できたらそれしたくないし、その行動生まれるのって今のとこにいたくないとか、どっちかって言ったらネガティブなものから生まれてくるっていったら変ですけど、なんでやっぱり【なぜ転職を考えたのかっていうのをもう一回そこで整理はしてほしい】んですよね。そこでやっぱりここ今の場所変えたい、転職したいって思いが勝てば、絶対話せると思うんですよね。で、上手に話すってのはたぶん無理で、正直に僕は話すってことがポイントだと思ってて、かつ期間は三か月、半年前に言えた方がいいと思うんですよね、急に言ったら迷惑がかかるし、たぶんそういうこととる先生方もいないと思うけど、ある程度の期間をあけて、あらためて自分が転職を考えたのかっていうのを整理して、それを正直にお伝えする、っていうところかなとは思いますね。こうすりゃ上手くいくってのはなかなか、そう今つっこんで言ってしまったら元も子もないのかもわからないけど、でもやっぱりそれを一回で納得してくれなかったらやっぱり二回三回その時間をとって(【一回で諦めず、複数回話し合うことが必要になるケースは多い】)、今自分には動くことが必要なんだっていうのを伝えてもらう、一度伝えた時にくじけそうになったらその時には相談してもらったらいいし、一緒になって考え、また話し、聞くことしかできないかもわからないけど、聞いて転職考えてたのはこういう理由だったじゃないですかとか、家族のためにとか、ことは言えると思う。だからそこも一緒になって寄り添ってというか、退職のことも一緒に、まあそこは先生頑張って下さいじゃなくて一緒に考えるんで。

 

B:やっぱり自分が医師になぜなりたかったってところから考える、それが今いる場所では実現できないっていうふうにご自身の中で決断されたのであれば、それを真摯に話していただいて、自分がなにをやりたかったのか、もちろん今までお世話になったこともあると思うからそれは無下にはできないけど、無下にするわけではなくて、自分が実現したいことやるためにやらせてほしいっていうことでお話すれば分かっていただける方は分かっていただけると思うんですけどね。

医局の退職準備に必要な期間

C:科目によって全然違います、科目というかその医局のによって全然

 

E:教授の人柄だったり

 

C:ここ一年半前にっていう方もいたし、やっぱり整形外科とか外科もかなあ、たまたまかはわからないけど整形外科の先生方で、一年前には伝えなきゃいけないって話もよく聞くかな。そもそも、その話をしてるかしてないかでも大きく違いますからね。最初、【初めて医局出るときはやっぱり半年、一年くらいはあける方がベスト】なのかなと思いますけどね。

 

(0:09:03)

 

A:基本的に医局にかかわらず、【退職の話をするのはやっぱり、次の先があることがやっぱり前提】だと思うんですね、でないとたとえば医局に申し出た、ある先生はかなり遠方の病院に飛ばされたとか、っていうのが実際あって、結局その先生は遠方の方に行っちゃったんですけど、それはもうその先生に聞くことでもないし、その先生は次の勤務先が決まってなかった。そういうケースが実際あるので、医局もやっぱりそういったことを打ち出してくるので、そういった意味では次の、たしかに確保した上で面談もして、契約も交わすって、契約書ももう見えてるよっていう段階であとは先生がOKっていえば勤められるって状況までもっていってから言わないとちょっと難しいなと。ただその【(退職意思の)サインを出すのはあり】かなと思いますけどね。医局長に相談をとかっていうのは、レベルが。。なるべく控えておいた方がいいかな。

 

E:辞めますっていうもう話をする段階と、自分も考えてることが今あるんですっていうちょっと匂わすっていう段階が二つあると思うんですけれど、やっぱりすぐにやめますで辞められるものではないから、やっぱり何度かちょっと自分が難しいと思っているっていうことを何度がお話していくって段階は、もちろん新しいとこ決まってない段階だと思うんですよね。その中で、何回もお話しする中で、教授の方で仕方がないなっていうところもあると思うし、辞めてほしくないのはもちろんだけれども、この方しょうがないねって、辞めていただいて新しいところで活躍してもらおうって思っていただくまでに段階としても必要だから、そういう意味では初めからサインを出すっていうところは、まだ決まっていない段階でもそっから始めていかないといけないのかなと。

転職決定後に引き止められたら

A:だからそれって僕たちが経験したことで、そういうことがあったから、入職、医療機関に引き止められて、予定した時期より伸びてしまうことがあり得るっていうのは先に僕たちがやっぱり医療機関の方にしっかり伝えてあげないといけないかなと思ってて、やむを得ないところあるじゃないですか、そうはいっても、迎えられる病院からしたら早く来てほしいってのあったとしても、でもある程度医局サイドっていうものに対しての理解も持ってくれてるので、そこはある程度事前に、たぶん辞める時に苦労されますというところ、僕たちが伝えてあげて、自分たちがやっぱり、どっちかっていうと、その退職の時期とかに関してはコントロールしてあげるし、そうした方がたぶん上手くいく。だからそれを、あらかじめ伝えることがすごく最後の重要なたぶん役割なのかなと思う。

 

(0:12:10)

 

A:特に病院側に先生の現状をしっかり話してく、今先生が医局長に昨日話しましたとか、来週誰々に話しますとかってのを僕らが先生から聞いて、病院側にこういう状況ですよって伝えると、病院の方もたぶん安心すると思うんで、その時期うんぬんでじゃあ先生の評価が下がるかっていうと、そんなことないので【(退職プロセスの進行具合をコンサルタントに逐次連絡すると良い)】。なので先生の価値があれば、病院側の欲しがっている時期は遅らせることもほぼ、可能な方が多いんじゃないかと思いますね。

医局との喧嘩別れを避けるためには

A:あとあとやっぱり、自分が被害を被ると思うので、医師の世界は狭いので、やっぱり喧嘩別れはやっぱり避けて円満に対応さして。

 

E:【無理な(退職)スケジュールを組むと、ほんとにそういう喧嘩別れみたいなことが起こる可能性もある】と思うので、やっぱりスケジュール感のところも我々と共有していただいて、一緒に進めていけるっていうのが一番いいですね。

 

C:ほんとに円満が一番いいですよ。だって辞めてみて初めて分かる世界が絶対あって、【辞めて初めて医局の良さがわかったら戻れる状態であるほうがいい】。だから、だからっていうことじゃないけど、やっぱり円満にやるのがいいし、そこに向かって支援するというのが、やっぱりいいと思う。

転職後に勤務条件が違っていたら

B:やっぱり我々の仕事として、入職前のご希望条件と実際の勤務内容はできる限り、差が出てこないようにするのが我々の仕事ではあるけれども、ほんとに一ミリも違わないっていうのも難しいというかそれはないっていうのも事実かなとは思います。先生の中で譲れないことで、これは違うだろっていうことがあればそれはもういつでも我々に仰っていただければ、そのためにいるのが我々なので、そこは先生の中で違うだろって思ったことはいつでも仰っていただきたい(【譲れない勤務条件の違いが出てきたら早めにコンサルタントに相談するとよい】)。

 

A:少し、実際働いて、違和感なにか感じることがあれば、早めに警告はさしてほしいなと思ってて、早くわかればその分問題が大きくなる前に対処も、問題が小さいうちに対処もできるんで、そういう意味では我慢するんじゃなくて、早めに自分たちには、実際働いてみたらこうだったよっていう、報告じゃないですけど、お話を早い段階で聞けたら対処の選択肢も最初の方がたぶん多いし、その方がいいのかなとは思います(【転職後の「違和感」は問題が小さいうちに解決する】)。

 

(0:15:00)

 

入職の契約書の段階であんまり細かいところまで最後まで詰めすぎて、この内容でしか働きませんとか、っていう状況にも最初、契約の段階でそこまで固めない方がいいのかなとも思うんですよね。なかなか書面に落とし込めないこともあるじゃないですか、先生方の仕事って。みんなもそうなのかもわからないけど。そこは、そういうものであるってことを理解してもらうために、自分たちが契約っていうのはお互いの首を絞めるじゃなくて、いい関係で、もちろん納得して、勤務してからも気持ちよく働けるためのものなので、少し柔軟性、柔軟性契約にあったらアカンのかな、あれやけどでも、【あんまり書面に細かいことまで書きすぎるのも勤務始まってから自分の首を絞めることにも繋がりかねない】かなとは思う。

 

A:基本的に契約書で、文言で、明文化するので、そういった意味では医療機関側も医師側もそれぞれその書面に責任を持つじゃないですけど、約束ごとってことで交わしてるものなので、その責任は果たしてもらうってのを、僕らはなんかあった時にやっぱ相談もらえれば病院側に伝えるとかもできるし、たとえばオンコールが当初月に二回だったのに四回に増えちゃったっていうんであれば、じゃあその分はお手持ちくださいよみたいな話も僕らはできると思うんで、ほんとに早めに教えてもらえればいいし、行き詰った状況でもとにかくこっちに教えてもらえれば最大限サポートするし、入職後のサポートをしっかりして、しっかり信頼を得なくちゃ僕らもいけないし、それはあるべき姿だなとは思うので、過去に入職させた先生で、またオーダーをいただいたりとかすることもあって、その先生が今まで内科で外来やってたんだけど、ちょっと在宅やりたいみたいなのでオーダーいただいた時も、仲介入ってもらって、契約書通りの勤務条件でしたってことも言っていただいたりとかして、やっぱりしっかり詰めて明文化するっていうのも大事かなとか思いますね。

 

B:先生達の方から、条件と違うっていうことを能動的にお話いただくときって、本当に大きな違いがあった時だと思うんですよね。そうじゃなくてさっきCさんが仰ってたみたいな、ほんとに初めの段階でこちらが察知するためにもアンケートを送って一か月後にお聞きしたりもしていますし、あとはご入職後にちょっとお話しさせていただいたりとか、お食事させていただいたりとか、様子をお聞きしたりもしているのでそういう時にちょっとでも違和感があれば、我々が察知する努力ももちろん必要だと思いますし、教えていただくことで大きなトラブルが発生する前に気づくことができるのかなと思いますね。

 

(0:18:17)

 

A:その時聞いた情報でも、それを医療機関に交渉していいのかとか、それも先生に了解とった上で交渉はするので、その点は安心してもらえればとは思いますね(【入職後サポートの交渉時も医師の許認可に基づいて行われる】)。勝手に交渉しないってことですね。

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